結婚式と披露宴にかかる全国平均の費用総額は約333.7万円という金額がゼクシィさんの調査で公表されています。これをどう見るかは個人差があり意見も分かれるところですが、問題はその費用を負担する側です。30年前まではご両家ご両親様が采配をされていたわけですが、今は完全に若い新郎新婦様にその段取りからご精算までお任せになっている状況です。かつての高度成長時代のご両親と格差社会の若いカップルではそのご負担感も違ってきます。年収300万円の世帯が果たして約333.7万円という金額をどう捉えるのでしょうか?
かつてほとんどのカップルは普通に結婚式を挙げておられました。「専門式場」「会館」「神社」「ホテル」などのいわゆる結婚式場をご利用になっていました。でも今では上記の結婚式場は閑古鳥が泣いています。そして「ハウス」「レストラン」「料亭」「ホール」などが取って代わっています。取って代わったと言っても30年前のようにほとんどのカップルが結婚式披露宴をお挙げになっているわけではありません。結論的には格差社会と新しい価値観が結婚式を変えていると言えます。
いわゆる入籍だけで結婚を済ませる「なし婚」がとっても幅を利かせてきました。首都圏では50%を超えるという「なし婚」も実はいろんなパターンがあることがわかってきました。当面は以下の7つのタイプが主流ですが今後もこのパターンは多様化する可能性を秘めています。
1.その一つは結婚式だけを挙げる「結婚式だけ派」
2.写真だけ撮って記念に残す「フォトウェディング派」
3.お披露目会をご親族だけでお済ませになる「食事会派」
4.海外でハネムーンも結婚式だけ「海外挙式派」
5.海外でハネムーンも兼ねて写真を残す「海外フォト派」
6.友人中心に1.5次会でパーティを実施する「会費ウェディング派」
7.本当に何もしない「真性なし婚派」